
想像する"余地"をつくる
創業88年を誇る高円寺の老舗銭湯「小杉湯」から生まれた、銭湯と睡眠をつなぐ健康標語「#あとは寝るだけ」のロゴ/ビジュアルデザインをご一緒しました。
- Design attitude
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想像する”余地”をつくる
銭湯は、一日の疲れを流したり、一日を締め括る存在として親しまれています。だからこそメッセージは、伝えすぎない方がいいと考えました。普段の体験を邪魔せずに、銭湯のその先を想像してもらう。あとは寝るだけ、ってなんだろう? ここちよい余白のある対話で、寝るまでの小さな未来を想像してもらうことが、「日々の中の小さな幸せ=ケの日のハレ」体験に近づけるのではないかと考えてデザインしていきました。
- Design concept
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「お風呂から寝るまで」のあいだを想像する
その「言葉」を補助するために、「『お風呂から寝るまで』のあいだを想像する」をコンセプトに3枚の組イラストを作成。銭湯と睡眠をつなぎ、「あとは寝るだけ」という言葉の裏にある「ゆるまる・チル」といった状態や感覚を引き出しました。
ロゴやpop類も、「銭湯にくる」という体験を俯瞰した上で設計。昔銭湯にあった「銭湯広告」のようなシズルを意識しています。
銭湯から生まれた健康標語として「#あとは寝るだけ」が目指すものってなんだろう?その中で出た1つの答えが「寝ることが楽しみになる人を増やす」ということでした。寝ることが楽しみになる、そのためにできるおふろ習慣「こうご浴」という選択肢を提案するwebサイトになっています。
web : https://atoha-zzz.com/
- Credit
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Goods
Illustration|en pitsuwo
Design|Taisei Matsuda
Web
Produce|Yusuke Hiramatsu
Edit / Planning|Masahiro Ino
Art direction / Design|Mahiro Kamioka
Illustration|Top : en pitsuwo / Insert : Hina Higuchi