りここちって?

r e a d   m o r e

一緒に、ここちの“再解釈”をします。

企業やブランドがすでに持っている「ここち」を、時代や行き交う人にあわせて一緒に解釈し直す機会が増えてきました。具合的には、未来を見据えて文脈の整理整頓をしたり、社内のために企業の態度を目に見える形にしたり、物事の計画をクリエイティブの視点を持って一緒に立てたり。それらを“ここち”から派生した“りここち”と称すことにしました。より一層裏方的な動き方で、「ここち」に向き合っています。

 

“ここち”が「生み出す」デザインだとすれば、

“りここち”は「育てる」デザインです。

 

“ここち”が「一新する」デザインだとすれば、

“りここち”は「調整する」デザインです。

 

“ここち”が「一時的」なデザインだとすれば、

“りここち”は「継続的」なデザインです。

 

“ここち”が「点を打つ」デザインだとすれば、

“りここち”は「線を引く」デザインです。

 

 

企業やブランドの
"コモン"デザイナー

“りここち”は、自社ブランドの制作物を担当する「インハウスデザイナー」という関わり方ではありません。そもそも、どこからどこまでをデザインと捉えるかも、正直なところ曖昧です。でも、曖昧だからこそ手が届くところもあったりするもの。“りここち”ではそこに存在意義を感じています。

 

僕が“りここち”としてお手伝いできることは以下です。

・文脈の整理整頓

・言葉の定義

・思考の明文化

・構造の図解

・その他壁打ち相手

 

逆に、お手伝いできないことは以下です。

・お金の管理や売上に対する直接的な支援

(お金に対して目を瞑るという話ではありません)

 

なので、基本自分がデザインなどを考える上で培ってきたあたまを活用できることであれば、ある程度なんでもやります。自分ごとでありすぎると、思考が凝り固まってしまったり、目に見える形にならないと意思の疎通が難しかったりするものです。“りここち”では、会社の「顧問」のような立ち位置で相談に耳を傾けながら、ときに意訳したり、ときに図解したり、ときに駄洒落を言います。そうしながら、社内外で共通認識ができるような「ここち」を生み出していきます。“りここち”は顧問デザイナーであり、commonに向き合うデザイナーなのです。

 

 

“りここち”のあり方

前の章を読むとコンサルティングサービスのように思われるかもしれませんが、今のところサービスのように公に展開していく予定はありません。期待してくれた方がいたとしたら、すみません。理由は、僕自身があまり自信があるタイプではないというのと、お互いに対しての「期待値」のすり合わせにかなりの時間がかかるためです。

 

なので、“ここち”としてお仕事をご一緒した上で、そこからあふれてしまうような相談ごとに僕のおせっかいな性が出た「結果」として“りここち”は存在します。下の2つの事例も、最初にご依頼をいただき、その中での変わっていく距離感と関係性があとから形になった例です。2例とも現在では定額で報酬を頂いて、コモンデザイナーとして関わっています。いわば常連になると注文できるようになる裏メニューのようなものだと理解していただけると嬉しいです。次の章「“りここち”が生まれた理由」を読むとより一層理解が深まるかなと思いますので、併せてお読みください。

 

 

“りここち”がうまれた理由

2020年から“ここち”として、さまざまな相談を受けてきました。その中でも特に大切な相談だったなと思うものは、振り返るといい意味で漠然としていて、たわいもない会話の中に埋もれていることが多いものです。もしかすると、お互いにそれを相談だと思ってない場合もあったり。だからこそ、なるべくかしこまらずに、ときに珈琲を淹れながら、ときにお酒を交わしながら、お互いが考えていることをフランクに共有するような時間の過ごし方を心がけてきました。

 

 

 

 

そうしていくうちに、次第に距離が縮まる。お互いがお互いに対する理解が深まり、できることが増えていく。できることが増えると、やってあげたくなる。そうやって生まれたおせっかいの気持ちが、自分にとっては原動力になったりします。次第に「対話をする」ということを入り口に「相談」そのものが仕事のようになっていったことが、“りここち-(re)cocochi”の原点です。

 

 

曖昧な中で大切にしていること

曖昧な中でも“りここち”としてひとつ決めていることがあります。それは「意訳してみる」ということ。デザインの意義は、対象物の意味を直訳するのではなく、意訳するところにあると思っているからです。そう思って少し視点を変えてみれば、世の中にはデザインでないようで、実はデザインなのかも?な行為がたくさんあるのではないでしょうか。経営者がウンウン唸りながら考える会社の目標も、今日の夜ご飯を考えることだって、デザインかもしれません。

 

 

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